腎臓病とタンパク質制限 (2017/8/27)
最近、SDMAという従来よりも早い段階で腎臓の損傷をチェックできる腎臓マーカーが出来ています。
腎臓の機能の低下を以前よりも早い段階で見つけることができるようになりました。
それは良いことだと思いますが、その時にタンパク質を制限した腎臓用の療法食に切り替えることも多いようですが、その段階ではタンパク質の制限はしなくても良いです。
というよりも、タンパク質の制限はしない方が良いです。
最新の人間の医療では、腎臓病の初期・中期にはタンパク質制限はしません。
それは、実際にタンパク質制限をしても状態が変わらず、かえって栄養バランスがおかしくなり健康面でマイナスになるからです。
体内にタンパク質が不足していると筋肉などを分解してタンパク質を作り出します。
その代謝によって通常以上に老廃物が出来てしまい、腎臓の負担は大きくなってしまうんです。
まして犬や猫は人間以上にタンパク質を必要としますので、タンパク質制限の食事は腎臓のためにも健康のためにもプラスにはなりません。
高品質でバランスの良いタンパク質、炭水化物、脂肪は腎臓の負担になる老廃物を最小に抑えます。
腎臓の数値が悪いからといって、すぐに療法食に切り替えるのはお勧めしません。
良質なタンパク質を摂ること、充分な水分を摂ることを第一に考えてください。
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