ファスティング(絶食)について (2003/11/1)
野生の動物たちは、病気になったり、体調が悪いときなどは、本能的に絶食します。日常的にも、毎日確実にエサにありつくことが出来ずに、自然と絶食の機会が出来ています。
絶食(ファスティング)療法は、元々、最も自然な治療法として古くから用いられている療法で、ファスティングする事によって、普段は食べ物の消化吸収に使っているエネルギーを、絶え間なく働いている各種の臓器や細胞の修復に向ける事が出来ます。
また、人間と一緒に生活していると、身体で対処しきれない化学物質や有毒物質、老廃物が肝臓や脂肪組織に蓄積されていますが、日常の吸収・排出の負担が少なくなる事によって、それらを分解して排出できるようにもなります。
重度の疾患の改善のためには、4~5日から1週間以上のファスティングも行う事がありますが、長期間のファスティングには、正しい知識とプログラムが必要ですので、その場合は、必ずご相談ください。
日常生活の中で、免疫力、抵抗力の強化や健康促進のためには、1週間~1ヶ月に1度の簡単な24時間のファスティングがお奨めです。
で、その方法ですが、
ファスティング当日の朝、普段ドライフードを与えているのなら、通常の量の半分以下を水かぬるま湯でふやかして与えるか、もしくは、赤身肉と野菜類を混ぜて毎食の摂取カロリーの半分量くらいを与えます。
それ以降は新鮮な水以外は、一切何も与えません。
翌日の朝、前日に与えた物と同じ物を同じ量与えて、ファスティングの完了です。
その日の夕方以降は普段どおりの食事を与えてあげてください。
殆どの犬や猫に有効ですが、極度に衰弱している場合や、低血糖の子、または、重度の肥満の子には用いないでください。
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