ペットショップで購入した仔犬 (2004/3/11)
毎年、3月くらいから、新たにペットとして子犬を購入される人が多くなってきます。
そんなこともあってか、最近、ペットショップで購入した生後1ヶ月ちょっとの子犬についてのご相談をいただくことが多くなっています。
その殆どは、買ってすぐに体調を崩してしまったことです。中でも、"パルボ"や"ジステンパー"などのウィルス性の致命的な病気にかかっている子も少なくありません。
また、その頃の過ごし方は、一生の性格や行動面にも大きな影響を与えます。
普通は、母親から受け継いだ免疫は、2ヶ月以上は持っているはずなんですが、早くから引き離されたことや、展示販売などに伴う、大きなストレスによって、免疫力などは、かなり下がってしまいます。
そういうこともあって、生後1ヶ月足らずの子でも、ウィルス性の伝染病にかかってしまうことも多いようです。
対処法ですが、まずは、絶対に外へ連れて行かないことが第一です。
よく、抱っこしたままで、スーパーなどへ連れて行っているのを見かけますが、間違いなく体調を崩してしまいます。
また、ダンボール箱を切り抜いた物でも良いですので、隠れる事の出来る自分だけのスペースを作ってあげてください。それだけでも、かなり落ち着けるようになります。
あとは、遊んであげる時は、時間を決めて、思い切り楽しませてあげて、それが済んだら、暖かい、静かに眠れるような環境においてあげてください。
また、子犬は、1日の殆どを寝てすごしますが、だいたい、2~3時間おきに目覚めます。
そのときに、誰もそばにいないと、寂しい思いと空腹で、精神的に大きなダメージを受けてしまいます。
少なくても、子犬を迎えてから、数週間は、いつも、誰かが傍にいられるようにしてください。
難しいかもしれませんが、とても大切なことです。
食事については、購入先のペットショップが、どう言おうと、ドッグフードの芯がなくなるまで、ふやかす事と、免疫系のミルクも混ぜて、少なくとも1日4回は与えてください。
ペットショップによっては、1日2回というところもありますが、必ず、4回は与えてください。
あと、早くから、母親と離された子は、特に、犬同士の付き合い方が出来ない子になってしまいやすいので、ワクチンプログラムの最中で他の犬との接触が難しい面もありますが、それでも、出来るだけ、他の犬や家族以外の人とも仲良く遊べるような機会を作ってください。
また、展示販売されていた子は、我の強い子になりやすいので、毎日の生活にけじめをつけて接する事も大事なことです。
あとは、思い切り可愛がってあげてください。
飼育やしつけに関することはもちろんですが、購入に関するトラブルなど、分からないことや、疑問など、ございましたら、どんな事でも遠慮なくお問い合わせください。
前へ(固まる猫砂) | 次へ(ペットショップで購入した仔犬②) |
カテゴリー ペット業界
生命保障
ショップの子犬
ショップの子犬②
ショップの子犬③
犬種スタンダード
美容室
動物取扱研修会
スタンダード②
デザイン犬
ご相談・お問い合わせ(無料)
メール(24時間受付) |