アレルギーについて ② フード (2003/8/4)
犬や猫は、身体に不必要な老廃物などは、尿として排出しますが、代謝能力が落ちてきたり、肝機能が低下したりすると、尿として排出することが出来なくなって、汗や鼻水、涙として排出します。
よく、前足を舐めるというワンちゃんについてのご相談をいただきますが、犬は汗腺が指の間に多く集中しています。そのため、尿で排出できない老廃物が指の間の汗腺から排出されるために痒くなって、舐めたり、噛んだりという状態になってしまいます。
また、耳の汚れや目やにが酷くなってきたという場合にも同じようなことが言えます。
中でも、アレルギーというのは、特定の物質に対して、身体が過剰に反応して、排出しようとすることから起こります。
これらの症状を改善するには、利尿作用のある食物や、代謝能力を高めるための食物、肝機能を強化する作用のある食事を与えることと同時に、十分な運動や、ストレスの少ない環境を作ってあげることも重要です。
アレルギーに限らず、どんな病気であっても、例えば耳や皮膚などの悪い症状の部分だけに気を付けるのではなく、食事も含めた日常生活全体を整えるように考えてあげてください。
食事については、ペットフード、手作り食のどちらであっても、化学的な防腐剤などを一切含んでいない食事が基本です。
獣医さんで処方される、アレルギー対応食というのは、食物アレルギーにのみ、とりあえずの有効性はありますが、動物の本当の意味での健康ということを考えると、あまりお奨めではありません。
また、食物アレルギー以外のアレルギーには全く効果はありません。
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