しつけについて ⑤ 「待て」 (2005/2/25)
食事を目の前において「待て(お預け)」と、我慢させている様子を、よく見かけますし、飼い主さんからも、よく聞かせていただきます。
これは、教えやすいことと、とても利口なワンちゃんになった気分になること、または、ワンちゃんを制御することの一環などが理由だと思いますが、悪いことはないですが、あまり意味はありません。
コミニュケーションとして、楽しんでいる場合もあるんでしょうか?
しつけ教室によっては、主従関係を築くためにも、必ず行うように指導しているケースもあるようですが、単純に食べる前の儀式になってしまうだけで、主従関係には、何の影響もありません。
「待て(お預け)」を徹底させている飼い主さんでも、その前に食事の準備をしているとき、足元にまとわり着いたり、「早くくれ」とアピールしたりするのは、許していることが多いようです。
ですが、そのときこそ、「待て」をさせてください。
それが、本来の制御です。
飼い主さんも、準備の邪魔になりませんし、しつけ面でも有効です。
「待て(お預け)」は、させてもさせなくても、どっちでも良いと思いますが、その前の準備中のときは、かしこく待っていられるように教えてあげてください。
しつけが上手く出来ないワンちゃんも、こんな、ちょっとしたことで視点を変えてみるだけで、上手くいく事も多いです。
既成概念にとらわれずに色々なことに目を向けてみてください。
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