しつけについて ③ イエストレーニング (2003/11/2)
"イエストレーニング"というのは、元北海道盲導犬協会指導部長の長崎史明氏の考案したトレーニング方法で、犬の集中力を高めたり、どんなときでも飼い主さんの方に注目させるために有効なトレーニング方法です。
基本的には、従来の"クリッカートレーニング"の応用ですが、道具を使わずに「イエス」というコマンドをワンちゃんに刷り込みます。
まずは、おやつなどを使います。ワンちゃんがおやつを食べる直前に「イエス」と声を掛けます。それを続けていく事によって、ワンちゃんは「イエス」という言葉に嬉しい印象を覚え、反応するようになってきます。
そうなれば、色々な行動のときに「イエス」と声をかけてあげるだけで、ワンちゃんを最高の気分にすることが出来ます。
この「イエス」というコマンドには意味はありません。別に「イエス」でなくても他のコマンドでも、また、音でも良いです。
よく勘違いされるのは、「ヨシ」などの解放のコマンドと混同することです。
「イエス」の言葉自体が、ご褒美や嬉しい事とに感じられるように、教えてあげるのがコツです。
って、やっぱり、文章で説明するのは難しいですね。
具体的な方法については、直接お問い合わせください。
ここに書いたのは、ホリスティックトレーニングの観点から自分自身の勝手な解釈ですので、長崎史明先生のコンセプトとは、ひょっとしたら、多少違っているかもしれませんが、その点は、ご容赦ください。
今回ご紹介した"イエストレーニング"もそうですが、当ショップでは、ポジティブなトレーニングを基本にしています。
例えば、散歩のときにグイグイと引っ張るワンちゃんには、引っ張る事がいけない事だと教えて止めさせるよりも、飼い主さんの傍を一緒に歩く方が楽しい事だと教えてあげます。
楽しいはずの散歩のときに、引っ張ってはダメ、道端の臭いを嗅いではダメ、興味のあるほうへ行ってはダメ、と、ダメな事ばかりをドンドン増やして、制約だらけの散歩にしてしまうよりも、ワンちゃんの好きな事もしながら、それでも飼い主さんの傍が一番楽しいと思えるように散歩を楽しませてあげてください。
飼い主さんの傍にビシッとついて歩いている姿は、確かにカッコいいと思いますが、ワンちゃんの自由にさせてあげることも悪いことではないと思います。
飼い主さんもワンちゃんも一緒に散歩を楽しんでください。
いつも言っていることですが、しつけの基本は、「楽しい」ことです。
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