歯のケア 酵素 (2013/5/18)
犬や猫は虫歯になることはほとんどありませんが、歯周病の子はとても多くなっています。
歯周病は単に歯の問題だけではなく、全身の色々な疾患の原因になることもあります。
口の中の血管は心臓などの臓器と繋がっていて、歯垢の細菌が全身の血液に入り込んで、心臓や肺、肝臓、腎臓に影響を与えることが多いんです。
その予防のためにはハミガキがとても重要なことですが、「野生動物はハミガキしないのに、どうしてペットには必要なんですか?」とご意見頂くことがあります。
確かに野生動物はハミガキはしませんが、歯周病の動物はほとんどいないと言われています。
野生動物とペットの最大の違いは食生活と運動量です。
野生では、獲物の草食動物を食べることで胃の中の消化された形の野菜と消化酵素も充分に摂ることができます。
酵素が充分にある口内環境は歯石が出来にくいんです。
また、充分な運動をすることで代謝能力が高く、そのことも歯石ができない要因になっています。
元々は野生で獲物を食べていた犬や猫は、自分自身で酵素を作りだす必要がなく、酵素は食事から取り入れる身体の機能になっています。
ところが、人間と一緒に生活しているペット達は、ペットフードを食べていることが多く、ほとんど酵素を取り入れることができていません。
そのために歯垢から歯石になりやすく、野生動物では必要のないハミガキをすることも必要になってくるんです。
また、手作り食を与えている場合はドライフードよりも酵素は含まれていますが、それでも野生動物のように充分に取り入れることは難しく、ペットフードでも手作り食でも、食事とは別に酵素を摂れるように考えてあげてください。
最も簡単なのは、消化酵素のサプリメントを与えることですが、この場合は消化酵素そのもののサプリメントよりも、発酵食品を摂り入れるのがおすすめです。
当ショップで、いつも“豆腐”や“おから”、“納豆”などをおすすめしているのは、そういう理由もあるんです。
ペットフードでも手作り食でもドンドン食べさせてあげてください。
商品としては、『フリーズドライ 納豆』や『フリーズドライ 豆腐』、『ノムダス』、『発酵菜果ペースト』、『スパイラルエンザイム 生酵素』、『発酵バランスベジタブル』、『ケフィア』、『ハグキュア』などがあります。
できる限り野生動物と同じ口内環境を作り出せるように酵素を取り入れることも重要なことだと思います。
単純に口の中の酵素というだけではなく、腸内環境にも良い作用がありますし、全てのワンちゃん、ネコちゃんにおすすめです。
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