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処方食(PHコントロール)について (2015/2/13)

 以前にも療法食(処方食について)についての記事を書いたことがありますが、今回は特に泌尿器系の疾患に使われる療法食について当ショップの意見を書いてみます。

 療法食というのは、簡単に言えば結石の原料になる『マグネシウムやカルシウムを極端に制限したフード』で、尿のPH値を調整する作用もあるフードです。
尿路結晶の原料になるマグネシウムやカルシウムが少ないので結晶は出来にくいのは確かですが、マグネシウムは特に心臓を働かせる重要なミネラルで、カルシウムも生きていくために必要な栄養素です。
健康に生活していくためには継続して与えるフードではありません。

 最近は予防用として継続して与えても良い療法食もできているようですが、尿路結晶のことばかり心配するよりも、根本的に健康に過ごすことを第一に考えてあげるのが良いと思います。

 ストラバイト結晶は“食事の内容や代謝異常、ストレス、運動不足”などが原因で出来るもので、毎日の食事や生活を改善することで解決できます。

 療法食には防腐剤が含まれています。
人間の食物には使ってはいけない『BHA』という成分で、もちろん犬猫にも危険なものです。
 また、それ以上に、極端に塩分が多く極端にミネラルを制限した偏ったバランスの療法食を摂ることは、健康のためには大きな悪影響があると思います。

 どんな症状の子でもそうですが、まずは化学的な防腐剤などを含んでいない自然な食事を与えること、充分に水分をとってオシッコは我慢させないこと、あとは充分に運動できれば尿路結晶などは気にしなくても大丈夫だと思います。
尿のPH値に正常値というのはありません。
どうしても酸性にしたいのなら、タンパク質を多く取ること、充分な運動を心がけてあげてください。

 尿のPHについては以前にも書いていますので見てください。
(PH値)

健康に長生きするためには、HAC和歌山では療法食はおすすめしません。

 

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