皮膚の問題への対応
まずは防腐剤などの一切入っていない自然な食事を与えること、充分な水分を摂ること、オシッコは我慢させないでドンドンできる環境にしてあげてください。
また、一日のうちで、楽しい気持ちで緊張する場面と心からリラックスできる時間も作ってあげてください。
その上での対応です。
まず知っておいてほしいのは、皮膚の問題は薬では一時的以外では絶対に治らないということです。
症状を抑えるだけではなく根本的に体質を変えることを考えてあげてください。
皮膚の問題のある子は、自律神経の副交感神経が優位なケース(自律神経についての項参照)が多いです。
毎日の生活の中で、散歩のコースを変えたり、知らない場所に遊びに行ったりして、楽しい気持ちで緊張できる場面を多く作ってあげてください。
また、散歩の苦手な子は少しずつでも楽しく散歩に出かけられるように、大好きなおやつを持って出かけたりして、散歩の楽しさを教えてあげてください。
そうすることで自律神経のバランスが整ってきますので、必要以上に色々なものに反応することが少なくなります。
フードを使っている場合は、薬を使ったことがなければ、化学的な防腐剤などを含んでいないフードに変えるだけでも良い結果が出る場合も多いです。
◆化学的な添加物などを一切含んでいないドッグフード
◆化学的な添加物などを一切含んでいないキャットフード
それでもフードだけで与えるのではなく、お肉や魚に野菜類に豆腐、おから、納豆、味噌などの発酵食品も一緒に食べさせるのが良いです。
まずは主食を見直すことから始めてください。
次に注意してほしいのはシャンプーです。
頻繁なシャンプーは皮脂を取り去ってしまって痒みがひどくなる原因になりますので、多くても1か月に1~2回にしてください。
また、シャンプーも化学的な成分をつかっていない自然素材のシャンプーを選んでください。
それでも解決できない場合は、様々な要因が重なっていることが多く時間がかかることも多いですが焦らずにじっくり構えて一つずつ解決することこそが解決への近道になります。
『皮膚の問題への対策』
◆身体に悪いものを入れないこと、体内にある悪いものを出すことが重要です。
◆オメガ6系(リノール酸)を摂りすぎると、炎症性の物質を作りますので、摂取には注意してください。
◆オメガ3系(αリノレン酸)を多く摂ることで必須脂肪酸のバランスが整います。
手作り食でもフードでも、ほとんどの食品にはリノール酸を含んでいますが、αリノレン酸を多く含んでいる食材は限られています。
皮膚の問題には、αリノレン酸を多く摂ること、リノール酸を摂りすぎないことも心がけてください。
フラックスシードパウダーは、αリノレン酸を多く含んでいる数少ない食材のひとつです。
◆手作り食の場合、同一食品を長期間連続して摂らないように心がけます。
◆お肉や魚を使う時は、鮮度の高いものを選んでください。
◆生の食材を使うよりも加熱したものの方が安全です。
火を通すには、焼いたり炒めたりするよりも、”煮る”、”炊く”が安全です(トランス脂肪酸の発生を防ぎます)。
◆高タンパク・高脂肪の食事を避けます。
◆フードを使う場合は、化学的な防腐剤などを一切使っていないフードを選んでください。
当ショップで取り扱っているフードは、その面でも安心してお使いいただけます。
◆様子によっては、サプリメントとしてビタミン・ミネラルを補給するのが良いケースもありますが、まずは自然な食材から自然な形で色々な栄養素を取り入れるのが良いと思います。
『最も大切なこと』
皮膚の問題のある子は、活動的な生活よりも穏やかでゆっくりと過ごすのが好きな子が多いです。
散歩のコースを変えたり知らない場所に遊びに行った入りして良い意味での緊張を感じる場面、楽しい気持ちで尚且つ刺激のある時間を多く作ってあげてください。
そうすることで自律神経のバランスが良くなり、痒みの対策としてもおすすめです。
獣医さんでの治療や薬などよりもはるかに重要なことです。
皮膚の問題について書いた記事がありますので、参考にしてみてください。
アレルギーについて
アレルギーについて フード
アレルギーについて 必須脂肪酸
アレルギーについて 原因
アレルギーについて 生活習慣病
アレルギーについて 肝臓機能
ステロイド剤について
アレルギーについて アトピー性皮膚炎
アレルギーについて フィラリア予防薬と病気
アレルギーについて リノール酸
アレルギーについて 指間皮膚炎
皮膚の問題は、対策が難しい子もいますが、焦らずに対応してあげてください。
何か疑問や上手く解決出来ない時は、当ショップでもよろしければ、どのようなことでも遠慮なくお問い合わせください。
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