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いけない事の教え方(困った行動の原因)
ワンちゃんの行動には必ず理由があります。
困った行動の原因には、その行動の直後に、「嬉しい事」があったり、「嫌なこと」が避けられた為に、習慣となってしまった事と、もう一つ、分離不安があります。
●その行動の直後に「嬉しいこと」を起こさない
普段の生活の中で、ワンちゃんが、困った行動をした時は、ワンちゃんが望んでいる結果にならないように注意してください。
例えば、散歩の間中、引っ張りっぱなしのワンちゃんは、散歩のときに引っ張る→「自分の好きなところへ行ける」という「嬉しいこと」があると考えています。
こんな時は、ワンちゃんが引っ張っている間は動かないようにしてください。
そして、リードが緩んだら、進んでください。
それでも、又、引っ張ると思いますが、何度でも、すぐに止まってリードが緩むまでは動かないようにしてください。
最初のうちは、ワンちゃんの行きたい方向へ進んでいっても良いですから、とにかく、「引っ張ったら進む事ができない」と覚えさせてください。
あきらめずに、続けることで、解決できます。
●分離不安
分離不安になってしまう原因には様々な要因がありますが、解決法として、家で一緒にいるときには、出来る限り、ワンちゃんと一緒に過ごして下さい。
そして、最も重要な事は、ワンちゃんがお留守番をする時は、リラックスして快適な状態でいられるように、又、「あなたと離れる寂しい時」と感じるのではなくて、「あなたとの幸せな時の前触れ」だと思えるように導いてあげてください。
その方法ですが、出かける前には、出来るだけ「そっけなく」してください。又、おやつをあげて、夢中になっている間に出かけるのも良い方法です。
何だか、可哀想な気がすると思いますが、一人ぼっちで留守番のときの寂しさや悲しさは、和らぎます。
反対に、一人ぼっちにする事に対する後ろめたさや、愛おしさで、抱き上げて、頭を撫でてあげたり、やさしく「お留守番しててね」と声を掛けながら出ていったりすると、ギャップが大きくなって、ワンちゃんにしてみると、奈落の底に突き落とされたように感じてしまいます。
低抗があると思いますが、出かける時は、冷たい態度で接してください。
また、帰ってきたときも、大喜びで飛びついてくるワンちゃんを、飼い主さんも一緒になって興奮させるのではなく、お座りなどをさせて、落ち着いてから褒めてあげてください。
アロマテラピーの応用
また、香りと上手く条件付けることで、解決できる方法もあります。
特定の香りと「飼い主さんは出かけたけれど帰ってくる、そしておとなしくしていれば嬉しいことがある」という事柄と結びつけます。
そのことによって犬はお留守番が不安なことから楽しいことあるいはご褒美がもらえる嬉しいことにかわります。
このトレーニング方法は次の通りです。
家族と楽しくリラックスして過ごす時間にオイルをお部屋に香らせます。このオイルはリラックスを促すラベンダーのブレンドが適しています。
その香りを出かけるとき犬のいる場所に香らせます。(あるいはミストで吹き付けます)最初は1分程度で戻り、良くできたら褒めてあげ、ご褒美を与えます。
この時間を徐々にのばしていき最後はある程度お留守番ができるところまでトレーニングを繰り替えし続けます。
精油のもつ気持ちを落ち着かせる特性と嗅覚による判断を結びつけたトレーニングです。
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