しつけに役立つ犬の習性(嬉しいこと)
●嬉しいことがあった直前の行動と結びつけて学習します
(例)
ワンちゃんが、あなたに呼ばれて直ぐにそばへ行ったとき、頭を撫でて誉めてもらった。
(ワンちゃんの心理)
誉めてもらうという「嬉しいこと」と、呼ばれてそばへ行くという行動を関連付けて覚えるので、あなたのそばへ行く→「嬉しいこと」があると学習します。
●普段は「嫌なこと」でも状況によっては「嬉しいこと」になる場合があります
(例)
誰にもかまってもらえなくて、退屈でテーブルの足をかじっている時に飼主さんが慌ててやってきて叱られてしまった。
(ワンちゃんの心理)
普通は、あなたに叱られるのは嫌なことですが、こんな時のワンちゃんにとってはあなたがそばに来てくれて自分に注意を向けてくれたということが、「嬉しいこと」になります。
その為、テーブルの足をかじる→「嬉しいこと」があると覚えてしまいます。
●望ましい行動をした後は絶対に「嫌なこと」を起こさない
(例)
ワンちゃんが、あなたに呼ばれて直ぐにそばへ行ったとき、まだ遊んでいたいのに、鎖につながれてしまった。
(ワンちゃんの心理)
つながれてしまうという「嫌なこと」とあなたに呼ばれたことを関連付けてしまうために、名前を呼ばれると、「嫌なこと」を避けようとして、逃げるようになってしまいます。
(解決方法)
ワンちゃんを呼んだあとは、しばらくいっしょに遊んであげるか、大好きなおやつを与えてあげてください。そして、しばらくしてから、遊びを終了するようにしてください。
ワンちゃんを呼んだ時は、必ず「嬉しこと」があるようにしてください。
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