ペット業界（ブリーダー）

　純粋種の、確立された容姿や性格に魅せられて、その素晴らしさを残していくために、真剣に取り組んでいるブリーダーの方は、一部ですが、もちろんいます。

　ですが、多くのブリーダーさんは、単に商売として営んでおられますので、母親に過度の負担を強いる繁殖をしたり、本来はまだ母親や兄弟と一緒に過ごしているはずの、生後1ヶ月ちょっとの赤ちゃんを、販売しています（この事は、一部のペット愛好家の人達が、少しでも小さい赤ちゃんの方が可愛いし、飼ってみたいという考え方がある事も要因ですが）。
　それに、小型犬であれば、小さい方が人気があり、よく売れるので、初めての発情で子供を生ませたりしています。
　これは、人間に例えると、中学生の女の子に子供を生ませるのと同じことです。
当然のように、未熟児の小さな赤ちゃんが出来る確率は高くなります。ブリーダーさんにとっては、これこそ望んだ通りの結果です。
　そのうえに、血統書を操作して、いかにも正しい繁殖をしたように見せかけています（ここでは、血統書の偽造の問題に付いては触れません）。

　それでも、ペット業界を支えている立場にありますし、何回か純粋種を飼育した経験のある方々は、ブリーダーさんから購入するのが最も良いと考えている事も、多くあります。

　このようにペット業界では、比較的強い立場にありますし、特に犬や猫の不幸な子をなくすには、大きなウエートを占めていますので、慎重な対応をお願いしたいと考えています。