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免疫と自然治癒力(免疫の働き)

 免疫系の主な働きは、体内で発生した異物の処理と、体外から侵入した病原菌や異物の撃退です。

●体内で発生した異物の処理
 動物の体の中では、常に新しい細胞が古い細胞にとってかわる新陳代謝が繰り返されています。
 細胞が死んで壊れると、その成分のタンパク質、脂質、核酸なども分解します。これは、動物の体にとっては、不要なゴミです。
 また、細胞の複製は、遺伝子の命令で、とても正確に実行されていますが、それでも、DNAの写し間違いや、タンパク質の組み立てが上手くいかないことがあります。
 このような、ゴミや、不良部品を分解して掃除するのが、マクロファージという免疫細胞です。
 体内では細胞分裂は、厳しく管理されていますが、たまに、細胞分裂が異常に暴走してしまうことがあります。これが、ガン細胞の発生です。
 通常は、毎日のようにガン細胞は発生していますが、免疫系がガンを発見しだい、直ちに破壊していますので、ガンに侵されることなく過ごしています。
 つまり、免疫系が強ければ、ガンにはかかりません。

 死んだ細胞や、DNA、タンパク質の生産過程で発生する不良部品、体内で絶えず発生している異常細胞などは、免疫系の細胞によって、異物として、捕らえられ、分解されています。
 また、その分解された異物は、再利用され、体内で別の部品を作る材料に生まれ変わっています。

●体外から侵入した異物の処理
 動物の体に病原体が侵入したとき、まず、炎症が起こります。そのときに、ヒスタミンという物質が炎症部から放出されます。
 このヒスタミンは、外敵が来た合図のようなもので、その合図によって、白血球が作用します。
 病原体がバクテリアの場合は、白血球の一種の好中球がバクテリアを分解して、感染を食い止めます。
 病原体がウィルスの場合は、マクロファージが、リンパ球にウィルス感染を伝えます。

 リンパ球には、B細胞T細胞があり、B細胞は、特殊なタンパク質の抗体をつくり、ウィルスを捕らえ、ウィルスの生産する毒素を分解します。
 T細胞は、細胞を殺す役目のキラー細胞を増やし、感染した細胞ごと、ウィルスを破壊します。

 免疫系は、身体を守るため、健康に過ごすために、常に、働いています。

 

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