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アレルギーについて ⑦ アトピー性皮膚炎 (2012/2/2)

 アトピー性皮膚炎は遺伝性の疾患で、体質的にアトピーになる遺伝子を持っていることから人間の医療でも完治が難しいといわれています。
 また、人間の場合でも慢性疾患で体質を変えるのは難しく、完治よりも症状を抑えることが目標ということになっています。

 確かに遺伝的にそういう体質の子は、完全に"何を食べても"、"何と接しても大丈夫"、というようになるのは難しいと思いますが、ある程度の注意をしてあげれば症状が出ないようにすることは可能だと思います。
 大切なことは、"症状を抑える"のではなくて、"症状が出ないようにする"ということです。

 症状の出るアレルゲンの可能性として考えられるのは、食べ物・感染症・環境因子(ノミ・ダニなどの寄生虫や化学物質、金属)などです。
 場合によっては、歯石が原因でアレルギー反応が起こっている場合もあります。
 また、その時の精神状態によっても症状に違いが出ます。

 食べ物に反応する(食物アレルギー)子の場合は、とりあえずはその反応する食材を避けることもひとつの方法ですが、反応する食材とは、"アレルギー検査(※)"で陽性反応の物ではなく、"実際に食べて症状の出る食材"のことです。

 それでも、永久にその食材を食べないのではなく、食べても『大丈夫な身体作り』をしてくことが重要です。

 まずは化学的な防腐剤などを一切使っていない自然な食事を与えること、毎日の散歩や運動を充分に楽しませてあげること、それと同時に心からリラックスできる時間を作ってあげてください。

 アトピー性皮膚炎の子には、特に、"緊張する"ということが重要ですので、ストレスを感じずに楽しい気分で緊張する場面を多く作ってあげてください。
 例えば、散歩のコースを変えたり、知らない場所に遊びに行ったりすることなどです。

 歯石が酷い子の場合は歯石が原因のこともありますので、歯石対策をすることが必要です。

 もうひとつ、重要なことですが、ワクチン接種や、ノミ・ダニの予防・殺虫薬の使用はやめた方が良いです。

 ただ、ある程度改善できるまでの間は、痒みが酷い時もあります。
特に、ステロイド治療を経験した子の場合は、異常な痒みがあることが多いですが、出来る限り薬は使わずに自然な形で痒みの緩和を考えてあげてください。

 また、精神的に楽しい気分でいるときは痒みが緩和されることは科学的にも実証されていますので、楽しい時間、楽しいことを多く作ってあげてください。

 あと、遺伝性の疾患ですので、アトピー性皮膚炎の子は繁殖に使わないでください。

 

   ※アレルギー検査について

 アトピー性皮膚炎に限らず長期間皮膚の問題のある子は、アレルギー検査をして、その陽性反応のある食材を取らない除去食療法というのがありますが、アレルギー検査自体、正確なものではありません。
 このことは、人間のお医者さんも認めていることで、偽陽性といって、陽性反応が出ているのに、何も反応しないことや、反対に陽性反応が出ていないのに反応するケース(偽陰性)があります。
 つまり、検査の結果では判断できないということです。

 また、人間の医療では、陽性反応のある食材についても、呼吸困難などのよほど酷い反応(アナフィラキシー)がなければ気にしなくても良いという判断になっていますし、「仮にその食材を避けるにしても一定期間が過ぎれば、また食べるように」ということになっています。

 アレルギー検査はあまり意味がないと思います。

 

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