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ガンについて ② 診断 (2008/7/21)

 身体にシコリが見つかった時、それが悪性腫瘍の可能性がある場合は、シコリの場所や、また獣医さんによっても対処は違ってきますが、一般的には、まず、疑わしい部分の組織検査のための手術をします。

 人間の場合で、組織検査が必要な場合は、充分な検診(CT、MRI、PETなど)の後、状況によっては、抗癌治療を行ってから、手術に取り掛かります。
また、手術中に組織検査をして、その場で最適な方法を選びます。
それは、一定の大きさになったガン細胞は、血液やリンパ節を通って別の場所に移動して増殖するからです。
つまり、メスを入れる(手術など)ことで、ガン細胞を血液の中に散りばめていることになり、転移や進行のスピードを速めてしまいます。
そのことを防ぐため、また、リスクを最小限にするために、術前に充分に検査することと、組織検査は手術中に実施して即座に対応します。
場合によっては、事前に抗癌剤を使うことで、ガン細胞の働きを抑えた後に手術することもあります。
また、手術の状況によって、術後すぐに抗癌治療を開始します。
そうすることで、ガン細胞の転移や増殖を最低限に抑える対応がマニュアル化されています。

 犬や猫の場合は、どうでしょうか。
組織を取り出して検査に出すのですが、通常、結果が分かるまでに1週間程度かかります。
また、手術前に、CTやMRI、PETなどの詳しい検査はせずに、血液検査やエコーのみで、手術することが殆どですが、状況によってはガン細胞を全身に転移させていることになります。
このことは、手術だけではなく、簡単な組織検査として、注射針を刺しただけでも同じことが起こります。

 組織検査の結果、悪性の場合、次の治療ということになりますが、問題なのは、術前よりも遥かに進行した状態になってしまっていることがある、ということです。

 臨床経験の多い獣医さんなら触診だけでもある程度は判断できると思いますが、100%の確信のために、また、治療方針の確定のために組織検査を実施します。
そのリスクに関しては殆どの場合、飼い主さんに説明されることはありません。

 もし、自分のワンちゃんやネコちゃんに腫瘍が出来た場合で、獣医さんから組織検査の必要性を言われた時には、「組織採取することで、悪性だった場合、ガン細胞が他の場所に転移したり、進行が早くなることはないか?」ということを確認してください。
その返事として、「リスクも承知の上で、検査の必要がある」ということなら、どういうメリットやリスクがあって、また、その後の色々なケースについても説明してもらってください。

 どちらにしても、とても重要なことですので、どんなに信頼している獣医さんであっても、セカンドオピニオンは受ける方が良いと思います。

 ガンの可能性のある場合や、発病してしまった場合は、獣医さんが最善を尽くしてくれたとしても、現状では対処の仕方は万全とは言えないと思います。

 2軒以上の獣医さんの診断や、最悪の場合での予後、また、それぞれの治療のメリットとデメリットを聞いて、色々なケース、状況を考えて、飼い主さんが一番良いと思える方法を選んでください。

 その形はどのようなものであっても、誰に何と言われても、後悔しないように、また、自信を持っていてください。

 当ショップは、獣医ではありませんが、少なくとも、飼い主さんの立場で多くのケースを見てきていますので、多少は考え方や判断のためのアドバイスなどもできると思います。
判断に迷う時や、納得の出来ない時、また、対処の方法など、当ショップでもよければ、遠慮なくご相談ください。

 

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