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動物愛護について② (2006/9/2)

 先日、8月18日に、"NPO法人VOV"に、「三重県の繁殖屋が事故で重体になってしまって、約100頭の犬が残ってしまった」ということで連絡と救助の要請がありました。
 その繁殖屋の親戚が集まって世話をしていましたが、8月21日以降は誰も世話をする人が無くなってしまうため、保健所に持ち込む予定でいるということでした。
 その繁殖屋の知り合いで、同じ繁殖をしている人が、若くて状態の良い犬を50頭程引き取って、残りの犬に対して、「レスキューをして欲しい」ということで、急遽、県内の愛護団体、"wan life"さんと"NPO法人VOV"とで、合計、53頭の成犬を保護しました。

 そのレスキュー依頼は、VOVよりも先に、某愛護団体に依頼したようですが、その団体では、断ったようです。
 無理なことを引き受けることはできませんし、断ったこと自体には、何の問題もないですが、その後、その某愛護団体では、今回のレスキュー活動を批判しているようです。

 内容は、「ブリーダーの後始末をしただけ、犬が可哀そう、というだけの行動で、知恵が足りない。法律にも照らし合わせて、そのブリーダーを告発、処分し、ブリーダー廃業を見届けるまで、行動しなければいけない」ということです。

 確かに、最も悪いのは、そのブリーダー、また、そのような管理が当然のようにまかり通っている、今のペット業界のシステムで、その部分を解決していかないと、今回のようなことは、今後も起こってきます。

 ですが、今回の場合は、そのブリーダーさんは、社会復帰も難しいような状態ですし、告発する意味もない状況です。

 実際の現状や、状況が分からない上での批判だと思いますが、同じ動物愛護の団体なんですから、考え方や方法は違っても、根本にある最も大切な部分では、同じ気持ちのはずです。

 批判や妬みよりも、力をあわせて行動できれば、愛護団体の意味も大きくなっていくと思いますが、現状では、特に動物愛護にかかわっている人は、個性や主張が強いことが多く、上手くいかないことも多いようです。
 人間よりも、犬や猫の方が、遥かに純粋ですね。

 

 また、今回の犬達の新しい飼い主さんになりたい、というご希望も、多く寄せていただいています。
ただ、犬種や毛色だけでなく、性格まで指定する人もおられますが、今回の子達は、肉体的にも、精神的にも、健全な状態とはいえません。

 お渡ししてからも、色々な疾患が出てくる可能性も高く、どんな状況になっても、全てを受け入れて、介護まで出来る、くらいの覚悟が必要だと思います。
 単純に、可愛い、可哀そう、だけでは難しい面もあるということも考えてください。

 とは言え、多くのお申し出、本当に感謝しています。

 今回の犬達は、まだまだ、これからが大変です。引き続き、皆様のご協力をお願いします。

 

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